捻挫は靭帯とよばれる骨と骨をつなぐ筋状の組織が損傷することです。足首でおこった腫れは捻ったりくじいたりした関節の靭帯や腱、軟骨などが傷ついた時、血管も傷ついて内出血をおこすためです。

内出血がおきるとその部分が炎症して、損傷の度合いが高く出血が多いほど腫れが大きくなります。

 

損傷の程度に関係なく捻挫をおこしてから1~2日は冷やし、3日目以降は温めるというのが対処法の基本になります。最初に血流を止めるため冷やして安静にし、内出血や痛みが治まるのを待ちます。

 

当日血行がよくなりすぎると内出血が治まらずに痛みが増してくるため、入浴はさけてシャワー程度にとどめましょう。湿布はあくまで痛み止めで消炎鎮痛薬剤が皮膚への刺激になるだけなので、冷やす場合は必ず氷を使ったアイシングか保冷剤が効果的です。

 

足首は、体重がかかりやすく常に負荷にさらされています。幾つかの腱が互いにカバーしあって様々な痛みや症状を緩和しています。充分なケアをしないといつか無理を重ねて限界を超え、ある日突然厄介な事態をおこしやすい部位でもあります。

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足首の腫れが完治する期間は?

腫れが治らない

足首の捻挫では靭帯の主要成分であるコラーゲンが損傷後3~8週間で進むことや、MRI検査などで3~7週間ぐらいで回復していくことが確認されています。しかし損傷のレベルや治療方法にもよりますが、回復までにかかる期間の目安が3段階に分かれています。

 

①靭帯や腱をのばした程度の損傷は、5日~2週間が目安になります。この段階では基本的に内出血、炎症がそれほどひどくありません。適切な応急処置をしてできるだけ安静にしていると、さらに早く回復します。

②一部の靭帯が切れたりする場合は、2週間~1ヶ月程度回復までにかかります。

③靭帯の切断になってしまうと数ヶ月の期間が必要になります。捻挫は患部に水分が送られることで、負担が軽くなり治療が促進されます。靭帯の組織が完治したことで、完治したことになります。

 

治療で最も大切なポイントは、患部を動かさないことです。患部の足首を固定することで、靭帯、腱、軟骨などの修復がスムーズに進んでいきます。完治が長引く一番の理由は痛みや腫れが引き始めた頃、つい患部を動かしてしまうことです。

 

またテーピングやサポーターをつけることを忘れてしまって、運動を再開すると痛みや腫れがでやすく再発してさらに完治しにくくなっています。

病院へ行くべき症状とは?

腫れが治らない

捻挫は適切な処置をおこなえば自然に放置していても、回復し完治します。しかし損傷レベルがよっては、変わってきます。例えば完全に靭帯が切断している重症なケースでは自然に完治することはありません。そこで病院へ行くべきかどうかの判断チェックには次のようなものがあります。

 

①足首の関節が明らかに変幻自在している場合

②関節を動かすと激痛がはしる

③関節を自力で動かせない

④関節周辺がパンパンに腫れている

⑤24時間以上経過してもしびれや痛みで体重がかけられない

 

これらの症状になります。これらは明らかに重症になるため、病院での受診が必要になります。通常足首は内側の方に曲がりやすいため、内側に捻った場合はないそれほどのレベルになりません。

しかし外側に捻っておこるケースでは、そうとうの強い力がかかっておこる症状になります。内側と違って外側は可動範囲がせまいため、靭帯の完全切断や骨折などの可能性が考えられます。

そこで外側へ捻った時には、直ぐに病院へ行くことが必要です。また早期に本格的なスポーツへの復帰を希望する方も、早めに病院に行くことをおすすめします。

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