足首捻挫は足首の関節に不自然な外力がかかることによって関節が正常の可動範囲を超える動きをしたことによる、主に靭帯の損傷のことを指します。

靭帯は骨と骨の間をつなぎ止め、関節の運動を支配しているため、関節の不自然な動きは靭帯の損傷に繋がります。症状として、関節の痛みや腫脹、皮下出血等が挙げられます。

捻挫の程度は靭帯の損傷の具合によって区別され、軽度、中度、重度に分かれます。

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捻挫の度合いは3つに分けられる?

軽度のものでは靭帯が伸びておらず、筋肉や関節組織が伸びており歩行は可能です。

中度のものでは靭帯が伸び、かつ一部が切れかかっていて、関節が不安定なため、関節が動きにくくなり、歩行が難しくなります。

重度のものでは靭帯が切れていて、一般的に靭帯断裂と呼ばれています。

 

靭帯断裂では関節が離れているため、関節を動かすことができません。また、適切な治療を行わなかった場合、症状が現れていなくても関節が不安定な状態のため、後に捻挫を繰り返してしまう可能性が上がります。

 

足首捻挫の程度をセルフチェックする場合は、関節を自由に動かせるかどうかを確認することが重要です。前述の通り、中度、重度の捻挫の場合は関節が動きに支障が出るため、関節が自分の意図通りに動かなかった場合は中度あるいは重度の捻挫と判断できます。

 

また、足首が変形している場合、靭帯の重度損傷によって骨の位置がずれたことが判断でき症状が重いと判断できます。なお医療機関での足首の靭帯断裂のチェック方法として、第一に指圧が挙げられます。

損傷部位を圧迫されると痛みが生じるため、足首の各部分を指圧して、患者さんの反応を見ることで、損傷部位と程度をある程度確認します。

また、足首を回旋させたり、伸長させた状態でレントゲン撮影することで、関節が異常な動きをしていないか、靭帯断裂によって関節が不安定になっていないかチェックします。このレントゲン検査をストレス撮影といいます。また造影剤を入れて写す関節造影も行います。

 

それに加え、靭帯の損傷程度やレントゲン検査で評価できない骨や軟骨の損傷程度をさらに詳しくチェックするためにMRI検査をすることがあります。足首捻挫の治療法は、軽度のものは湿布などの軽い処置ですが、中度、重度のものになるとギプスによって足首を固定し、靭帯の癒着を待つ治療法が一般的です。

 

重度の捻挫の場合は靭帯を手術によって縫合する治療法もとることもあります。足首の靱帯は切れていても大丈夫な部分とそうでない靱帯があります。手術するかはその時の医師の判断によります。そして、手術はギプスによる足首の固定は捻挫が治癒した後の、足首関節の安定性に影響します。

 

ギプスによる固定をせずに自然治癒した場合でも日常生活での歩行に支障はないため、ギプスでの固定は治療において必ずしも確定ではありません。

 

しかし、関節の安定に関わる靭帯が本来の働きを失ってしまい、損傷前よりも足首の関節は不安定になり簡単に捻挫しやすくなってしまうため、アクティブな生活を送っている方やスポーツ選手はギプスを用いた治療を行うことがより良い選択です。

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