交通事故で腰の周辺にある筋肉や靭帯などに強い衝撃が加わります。それにより炎症や損傷が起きることで生じる怪我が腰椎捻挫です。腰椎捻挫はダメージを受けた部分に応じて4つに分類されます。

 

1番目は腰椎捻挫型です腰椎にひねりが入ったり、強い力で引っ張られることで、腰椎周辺の靭帯などが損傷して、そのために動くことが出来ないし、激しい腰の痛みを感じることになります。

2番目は筋・筋膜症型で、衝撃で筋肉の緊張が引き起こされて、腰周辺の筋膜に損傷が起きてしまう状態です。こちらも運動制限が出てきますし、腰痛に悩まされます。

3番目は神経根型で、衝撃で腰椎にひねりが入り、腫れたり、筋肉や骨の動きが出てくると、神経がそれによって圧迫されてしまいます。運動制限、腰痛は他のタイプと同じですが、神経が圧迫されていますから、それによるしびれや痛みも生じてしまいます。

4番目は腰椎椎間板ヘルニアで、腰椎にある椎間板という軟骨の中の髄核が事故の衝撃で飛び出てしまい、それが神経を圧迫している状態です。やはり運動制限と腰痛、そして神経根型と同じくしびれや痛みも出てきます。

Sponsored Links

腰痛捻挫の治療方法や治療期間は?

交通事故で腰椎捻挫

腰椎捻挫は多くの苦しみをもたらす怪我ではありますが、レントゲン撮影をしてもどこに異常があるのかわからないことが多く、診断が難しいのです。しかも、治療が上手くいかなければ、後々まで後遺症が残ってしまうかもしれません。

 

では、どのような治療が行われるのかというと、基本的には手術を行わない保存療法と、手術で患部を取り除く外科的療法です。

 

保存療法の内容は、極力腰を動かさないように数日は安静にしておき、痛みが酷いようであれば湿布やテーピングをしていきます。また炎症を抑えるために座薬や内服薬などの消炎鎮痛薬を服用したり、衝撃で強張っている筋肉を解すために筋弛緩薬を投与することもあります。

 

手術の方はと言うと、ヘルニアになっている部分を取り除くことで神経の圧迫を解消するものです。ヘルニアは自然に引っ込むこともありますが、放置をしていて重症化して下半身の麻痺など後遺症が残ってしまうこともあるので、医師が危険だと判断したら速やかに手術をしたほうが良いでしょう。

交通事故で腰椎捻挫

炎症や圧迫を解消したら、次にリハビリをして損傷をした部分を回復させていくことになります。血行を良くする温熱療法や電気刺激、ストレッチなどを組み合わせていきます。

 

このように治療とリハビリをしていき、完治に至るためには、一般的に3ヶ月から半年くらいがかかるとされています。しかしながら、事故の程度やそれによる体へのダメージというのは、個々に異なりますから、警鐘ですぐに治る人もいれば、数年かかってもまだ痛みやしびれが残ってしまう人もいます。

 

もしも、治療をしているにも関わらず、症状が消えないというときには、適切な治療が行われていない可能性も考えておくべきです。セカンドオピニオンを受けて、場合によっては手術も必要ではないのか、といったことについて意見を聞いてみましょう。

Sponsored Links